Chrome拡張で業務システムに操作ガイドを追加する方法|コード変更なしで導入
公開: 2026-07-13 / 更新: 2026-07-13
Chrome拡張を使えば、kintone・Salesforceなどの他社SaaSや、コードを変更しにくい社内システムにも操作ガイドを後付けできます。InputGuideでは、作成モードを開いて案内したい要素をクリックするだけで対象を指定できます。専用の開発や導入支援を前提にせず、現場を知る担当者が自分で作成し、利用状況を見ながら改善できるのが特長です。
Chrome拡張で操作ガイドを後付けする仕組み
Chrome拡張方式では、対象システムのプログラムやHTMLを変更せず、ブラウザ上にガイドを重ねて表示します。自社で管理していない業務SaaSでも、利用者のChromeに拡張を追加できれば導入できます。
ガイドの作成も画面上で行います。案内したい入力欄やボタンをクリックし、説明文と進み方を設定して保存します。CSSセレクタを手で書いたり、ガイドの文言を直すたびにシステムをデプロイしたりする必要はありません。
サービス全体の契約や初期設定が数秒で終わる、という意味ではありません。案内を追加したい要素をクリックして、1つのガイドステップをすぐ作成できる、という意味です。運用担当者が自分で試し、直せることを重視しています。
Chrome拡張方式が向いているシステム
Chrome拡張方式は、「画面に案内を出したいが、対象システムへscriptを追加できない」場合に向いています。公開サイトだけでなく、日々の業務で使う社内システムも主な対象です。
- kintone・Salesforce・SAPなど、自社でソースコードを変更できない業務SaaS
- 改修の承認やリリースに時間がかかり、ガイドだけを素早く追加したい社内システム
- 新入社員や異動者へ、画面を操作しながら手順を案内したいシステム
- 入力ルールや申請手順が変わり、担当部門が案内を継続的に直したい業務画面
一方、一般のお客様を含む多数の利用者へ案内したい自社Webサービスでは、利用者全員に拡張を追加してもらうより、script設置方式の方が適しています。
導入から公開までの流れ
- InputGuideのChrome拡張を、作成担当者とガイドを利用するメンバーのChromeへ追加する
- 作成担当者が対象システムを開き、新しいガイドの作成モードを開始する
- 案内したい入力欄・メニュー・ボタンを順番にクリックする
- 各ステップの説明文、表示位置、次へ進む条件などを設定する
- 対象メンバーへ公開し、実際の業務画面で表示を確認する
- 到達・操作時間・離脱などを確認し、迷いの多いステップを改善する
最初から完璧なマニュアルを作るのではなく、短いガイドを公開し、実際の利用状況から改善する方が早く定着します。
チームで運用するための権限と公開範囲
InputGuideでは、登録メンバーに「閲覧」「閲覧・編集」「管理者」の権限を設定できます。ガイドを見る人と、作成・管理する人を同じチーム内で分けられるため、全員に編集権限を渡す必要はありません。
| 権限 | できること |
|---|---|
| 閲覧 | 公開されたガイドを業務画面で利用する |
| 閲覧・編集 | ガイドを利用し、作成・編集する |
| 管理者 | ガイドの運用に加え、メンバーや各種設定を管理する |
画面構成が変わってガイドが表示されにくくなった場合も、作成担当者が対象要素をクリックし直して再指定できます。利用状況の計測と要素の再指定を同じ運用担当者が行えるため、開発チームへ毎回依頼せず改善を進められます。
料金は「登録利用者数」と「公開ガイド要素数」で選ぶ
Chrome拡張のチーム利用プランは、登録利用者数と公開ガイド要素数が基準です。作成・管理者も登録利用者数に含まれます。ガイド本数は公開ガイド要素数の上限内で増やせるため、短いガイドを業務ごとに分ける運用も可能です。
| プラン | 月額と利用枠(税抜) |
|---|---|
| Starter | 月額15,000円/登録利用者50人・作成管理者3人・公開ガイド要素100件まで |
| Team | 月額60,000円/登録利用者300人・作成管理者10人・公開ガイド要素500件まで |
| Business | 個別見積もり/登録利用者・権限を個別設計、公開ガイド要素2,000件から |
StarterとTeamでは、公開ガイド要素を100件単位・月額5,000円(税抜)で追加できます。通常のガイド実行に追加料金はありませんが、大規模・高頻度の利用はBusinessで個別に設計します。
Chrome拡張とscript設置の選び方
| Chrome拡張 | script設置 |
|---|---|
| 対象システムのコードを変更せず後付けする | 自社で管理するWebサイトへscriptタグを追加する |
| 作成担当者と利用者がChrome拡張を使う | 作成担当者はChrome拡張を使い、利用者への配信はscriptで行う |
| 登録利用者数と公開ガイド要素数で選ぶ | 月間ガイド起動回数とFQDN数で選ぶ |
| 業務SaaS・改修しにくい社内システム向け | 公開サービス・自社管理の社内Webシステム向け |
対象システムにscriptタグを追加できるか、利用者のChromeへ拡張を配布できるかで判断します。同じ会社でも、他社SaaSはChrome拡張、自社サービスはscript設置と使い分けられます。
入力内容を送信せず、ブラウザ上で案内する
InputGuideは、エンドユーザーが入力した値そのものをサーバへ送信しません。計測するのは、ガイドへの到達、操作時間、離脱、入力エラーの種別などのイベントです。全角半角の自動変換や形式チェックなどの入力補助はブラウザ内で行い、ガイドは対象画面へオーバーレイとして表示します。