社内問い合わせを減らす方法|原因の切り分けと操作案内の活用
公開: 2026-06-02 / 更新: 2026-09-13
「この申請はどこから?」「次は何を押す?」という同じ質問に、何度も答えていませんか。操作画面にガイドを置けば、利用者は人に聞く前に、その場で手順を確認できます。InputGuideなら、案内したい操作を順番にクリックしてガイドを作れます。本記事では原因別の対策を整理し、繰り返す操作説明をチームで使える案内へ変える進め方を紹介します。
目次(7項目)
そもそも、社内問い合わせはなぜ発生するのか
問い合わせログに「対象業務・画面」「質問の内容」「原因」「回答・対応」を記録します。次の分類を出発点に、同じ操作への質問と、担当者による対応が必要な依頼を分けます。
| 問い合わせの種類 | 具体例 | 先に確認する対策 |
|---|---|---|
| 操作が分からない | 「この申請、どこから入力するの?」「次に何を押せばいい?」 | 入口や画面の分かりやすさを見直し、迷う箇所に操作案内を置く |
| 入力方法が分からない | 「この金額は税込?」「この区分は何を選ぶ?」 | 業務ルールを確認し、入力例や選択条件を示す |
| 権限・アカウントの問題 | 「画面が開けない」「承認ボタンがない」 | 対象者の権限とアカウント状態を管理者が確認する |
| 障害・不具合 | 「保存できない」「昨日からエラーになる」 | 発生条件を切り分け、復旧・修正や障害情報の案内を行う |
| 規程・例外の判断 | 「この費用は申請対象?」「通常の手順で扱えない」 | 正式な規程やFAQへ案内し、個別判断は担当者へつなぐ |
| 変更・進捗を知らない | 「手順が変わった?」「申請はどこまで進んだ?」 | 変更を周知し、状況を確認できる場所を案内する |
件数が多い分類と、対応時間が長い分類は同じとは限りません。件数と所要時間の両方を見て、先に改善する業務を選びます。
なぜマニュアルやFAQを整備しても減らないのか
マニュアルやFAQを用意しても同じ質問が続く場合は、答えが正しいか、利用者の言葉で検索できるか、必要な場面で見つけられるかを確認します。操作方法への質問なら、次のような負担も調べます。
- マニュアルが別の場所にある(探して開いて該当箇所を見つける手間 > 人に聞く手間、になっている)
- マニュアルが古い(システムが更新されると、文書はすぐ陳腐化し、書いてある通りに動かない)
- 「読むより聞いた方が早い」が文化として根付いている(一度この経路ができると戻りにくい)
利用者が質問したとき、どこを調べ、どこで解決できなかったかを確認する。
規程の説明は正式な文書を充実させ、短い操作案内は対象の画面へ置くなど、質問の内容に合わせて届け方を変えます。
原因に合わせて対策を組み合わせる
| 対策 | 向いていること | 運用で確認すること |
|---|---|---|
| 文書・社内Wiki | 制度、背景、例外、復旧手順の参照 | 検索しやすさ、参照先、更新責任者 |
| FAQ・チャットボット | 定型質問の回答と必要な資料への案内 | 回答の正しさ、解決できない場合の担当者への引き継ぎ |
| 研修・引き継ぎ | 業務の全体像や判断基準の共有 | 新人・異動者への実施、操作時に再確認できる資料 |
| ヘルプデスク | 障害、権限変更、個別判断への対応 | 回答の蓄積と、繰り返す原因を直す担当者への連携 |
| 画面上のガイド | 操作手順や入力例を必要な場所へ表示 | 対象画面との相性、文言・表示タイミング、画面変更後の確認 |
操作の迷いが残る箇所に、その場の案内を置く
項目や手順の見直し後も、同じ操作や入力方法への質問が続く場合は、画面上の案内を試します。たとえば「申請区分でどれを選ぶか」という質問には、選択欄のそばへ対象条件と具体例を短く表示します。ガイドで扱う内容は次のように絞れます。
| 問い合わせの種類 | その場の案内で、こう解消する |
|---|---|
| 操作が分からない | 対象の項目・ボタンをハイライトし、「次に何をするか」を吹き出しで表示 |
| 入力方法が分からない | 入力欄に入力例・形式チェック・自動変換を添え、迷う前に正しい入力へ導く |
| そもそも知らない | 変更点や新機能を、該当画面の初回表示時にその場で案内 |
短い操作説明を画面へ置いても、業務ルールや画面の変更に合わせた更新は必要です。規程とガイドの担当者を決め、説明が食い違わないようにします。
導入のステップ(実践)
一度に全画面へ展開する必要はありません。問い合わせが集中している箇所から小さく始め、効果を見ながら広げるのが現実的です。
- 問い合わせログを分類し、同じ質問が集中している画面・操作を特定する
- その画面に、操作手順と入力補助のガイドを設置する(まず1業務・1フォームから)
- どのステップで人が詰まっているか(未操作・離脱・入力エラー)を計測する
- 計測結果をもとに、案内の言葉・順序・出すタイミングを改善する
- 効果が出た形をテンプレ化し、他の画面・他部署へ横展開する
- ガイドをグループで共有し、新メンバーにも初日から同じ案内が届く状態にする
どう効果を測るか
「なんとなく減った気がする」で終わらせないために、導入前後で次の指標を見ると、効果を説明しやすくなります。
| 指標 | 数え方と確認すること |
|---|---|
| 問い合わせの発生 | 対象業務への問い合わせ件数と処理件数を記録し、業務100件当たりの問い合わせも比べる |
| ガイド完了率 | ガイドを開始した回数のうち、設定した完了条件を満たした割合。申請提出などの業務完了とは分ける |
| 業務の完了・差し戻し | 対象システムで申請・登録が完了したか、修正が必要だったかを確認する |
| 自己解決の状況 | 案内が必要だった対象者を決め、人への問い合わせなしに解決できたかを質問・対応記録などで確かめる |
自己解決したかは、ガイドを最後まで見たという記録だけでは分かりません。比較期間、対象業務、利用者の範囲をそろえ、新人の増加や繁忙期による変化も確認します。ガイドの到達・離脱は、改善する箇所を探すための手がかりとして使います。
InputGuideで、繰り返す説明をチームのガイドにする
InputGuideでは、質問の多い画面を開き、入力欄やボタンを順番にクリックすると、案内文と進行条件が自動設定されます。説明を一から書き起こさずにガイドを作り、自社の申請ルールなどは必要に応じて編集できます。いつも口頭で伝えている操作を、利用者が自分で確認できる案内へ変えられます。
たとえば経費申請なら、「申請メニューを開く→利用日と金額を入れる→領収書を添付する」という操作をガイドにします。「タクシー代は用途も記入」のような社内ルールを添えれば、担当者がその都度説明する内容を画面から伝えられます。文言の追加・変更も担当者自身で行えます。
- 一度作った案内をチームで共有でき、新人や異動者にも同じ手順を届けられる
- 入力例や形式チェックを添え、「どう入力すればよいか」という質問にもその場で答えられる
- 社内ポータルやヘルプページにもガイドを埋め込み、既存の問い合わせ案内から使ってもらえる
- 利用分析と改善提案で、説明を足すべき箇所を見つけやすくなる。担当者は提案を確認・編集し、A/Bテストで案内を比較できる
kintone・Salesforceなどの業務SaaSではChrome拡張を追加して利用でき、対象システムの改修を依頼せずに案内を用意できます。自社サイトへ配信する場合はscriptを設置します。まず問い合わせが繰り返される1業務で、作る・共有する・説明を直す、という流れを試せます。
提供開始後は1ヶ月無料・カード登録不要
よく聞かれる操作を、1本のガイドにしよう
無料期間には「経費申請の出し方」など、同じ質問が続く業務を1つ選び、クリックでガイドを作ってチームへ共有。利用者がどこまで進めたか、どの説明を直したいかまで確かめられます。
継続する場合だけ、初回請求日の前日までにカードを登録してください。登録すると無料期間終了後に課金が始まります。未登録のままなら、料金は発生せず無料期間の終了時に利用が停止します。
現在は無料の事前登録を受け付けています。提供開始日と利用開始方法をメールでご案内します。