操作マニュアルは不要になる?動画マニュアルとの違いと使い分け
公開: 2026-06-02 / 更新: 2026-09-13
画面を撮影し、手順を書き起こし、変更のたびに差し替える。日々の操作説明を作る負担は、画面上のガイドで軽くできます。InputGuideなら、入力欄やボタンを順番にクリックして案内を作り、利用者は操作中にその場で確認できます。本記事では文書・動画との使い分けと、既存の手順書1ページを短いガイドへ分ける設計例を紹介します。
目次(10項目)
なぜ操作マニュアルは読まれないのか
操作マニュアルが読まれないときは、内容が業務に合っているかに加え、必要な箇所へたどり着けるかを確認します。たとえば、次のような負担がないかを利用者の操作から調べます。
- 別の場所にあり、操作の途中でわざわざ開いて探す手間がかかる
- 画面が更新されると内容が古くなり、メンテナンスが追いつかない
- 文章量が多く、今知りたい1箇所にたどり着くまでが遠い
内容の正しさと、必要なときに見つけられることの両方を整える。
動画マニュアルの利点と限界
動画マニュアルは、文章より直感的に伝わるのが利点です。一方で、日々の操作支援には次の限界があります。
- 利点:操作の流れを視覚的に見せられ、初見の理解に向く
- 限界:見たい箇所まで再生・スキップする手間がかかる
- 限界:画面が変わると撮り直しが必要で、更新コストが高い
- 限界:操作しながら同時に見るのが難しい(画面と動画を行き来する)
動画は不要なのではなく、向く目的が違います。新しい業務の全体像や考え方を説明するときは有効ですが、日々の入力作業で「次にどこを押すか」を確認する用途では、必要な箇所を探す時間が発生します。
文書・動画・ツアーガイドを比較する
| 方式 | 向く用途と注意点 |
|---|---|
| 文書マニュアル | 制度・背景・例外を網羅し、後から検索・参照する用途に向く。画面変更時は画像や手順の更新が必要 |
| 動画マニュアル | 操作の全体像や一連の流れを見せる用途に向く。部分的な確認と頻繁な撮り直しには不向き |
| ツアーガイド | 実際の画面で次の操作を案内し、業務を完了させる用途に向く。長い背景説明や例外の網羅は別資料へ分ける |
「どれが最も優れているか」ではなく、利用者が今したいことが、理解・参照・操作のどれかで選びます。1つの方式へ統一すると、目的に合わない情報まで詰め込むことになります。
ツアーガイドという第三の選択肢
ツアーガイド(デジタルアダプション)は、操作している画面の上に直接、手順やヒントを重ねて表示します。別の場所を開かず、操作の流れの中で迷いを解消できるのが特徴です。
- 操作中の画面に、その場で必要な短い説明を表示できる
- 画面変更時には対象要素と文言を確認し、案内を更新する
- どこで迷われているかを計測でき、案内を改善できる
- 入力欄では入力チェックや自動変換も同時に効かせられる
設計例:経費申請の手順書1ページを4ステップへ分ける
「対象となる経費・入力手順・例外時の連絡先」が1ページにまとまった手順書を想定します。次は情報の分け方の例です。実際の導入結果ではなく、項目名や申請条件は自社の規程と画面に合わせて決めます。
| 元の手順書の内容 | 残す場所・案内の例 |
|---|---|
| 対象経費、上限、提出期限などの規程 | 正式な文書として残し、ガイドから参照先へリンクする |
| 申請を始める | ガイド1:申請メニューを示し、今回作成する申請を選ぶ |
| 利用日と金額を入れる | ガイド2:対象の入力欄と、日付・税込/税抜など必要な入力ルールを示す |
| 領収書を付ける | ガイド3:添付欄を示し、読み取れる画像を添付したか確認する |
| 内容を確認して提出する | ガイド4:確認画面で利用日・金額・添付を見直して提出する |
| 領収書紛失などの例外 | 例外時の手続きは文書に残し、該当ステップから参照先・担当窓口へ案内する |
公開前は、通常の申請、必須項目の空欄、領収書がない場合をそれぞれ確認します。ガイドを最後まで見たかに加え、申請を提出できたか、例外時に正しい参照先へ進めたかを確認します。ガイドの文言も作成・更新は必要なので、資料と合わせて担当者を決めます。
ツアーガイドへ置き換えない方がよい情報
操作マニュアルを減らしても、すべての情報を吹き出しへ移すべきではありません。画面上では短く判断できる情報だけを案内し、次の内容は文書として残します。
- 規程、契約条件、法令対応など、正式な原文を参照する必要がある情報
- 障害・例外・復旧など、状況に応じて複数の対応へ分かれる情報
- 管理者向け設定や監査手順など、頻度は低くても網羅性が必要な情報
- 画面へ入れないときにも確認する必要があるログイン・問い合わせ情報
画面上のガイドは「今の操作を終えるための最短情報」、文書は「正確な根拠と例外を確認する情報」、動画は「全体像をつかむ情報」と分けます。ガイドから必要に応じて文書へ誘導すれば、情報量と操作性を両立できます。
既存マニュアルを減らす進め方
- 問い合わせ履歴と既存マニュアルを並べ、繰り返し参照される操作を探す
- 「制度を知りたい」「手順を参照したい」「今操作したい」に分類する
- 操作中の迷いだけを、短いツアーガイドや入力補助へ移す
- 少人数へ公開し、操作完了と問い合わせの変化を確認する
- 使われなくなった重複資料を整理し、正式な参照先を1つにする
- 画面変更時に、機能とガイドを同時に更新する運用を決める
最初から分厚いマニュアル全体を移行する必要はありません。「申請の出し方」「顧客登録の方法」など、問い合わせの多い1業務から始めます。効果を確認してから次の業務へ広げる方が、不要なガイドを増やさずに済みます。
既存のヘルプページや記事に、ガイドを「貼る」
すでにヘルプページや社内ポータル、ブログ記事がある場合、そこに操作ガイドを iframe で埋め込むこともできます。手順書のスクリーンショットを貼り続ける代わりに、実際の操作をなぞれるツアーガイドをそのまま貼れるので、文章や画像が古くなる問題を抑えられます。
- 発行された埋め込みコードを、ヘルプページや記事に貼るだけ
- スライド・吹き出し・スクロールなど表示方法を選べる
- ガイドを更新すれば、貼った先の表示も最新に保てる
古くしないための運用ルール
形式を変えても、更新責任が曖昧なら案内は古くなります。ガイドを作る人、公開する人、画面変更を知らせる人を決め、更新のきっかけを運用へ組み込みます。
| 決めること | 具体例 |
|---|---|
| 更新責任者 | 業務ルールを知る部門が文言を編集し、管理者が公開範囲を確認する |
| 更新のきっかけ | 画面変更、業務ルール変更、問い合わせ増加を確認項目にする |
| 効果の確認 | ステップ別離脱、操作時間、問い合わせ、差し戻しを見る |
| 廃止の判断 | 迷わず操作できるようになったガイドや、終了した業務の案内を非公開にする |
InputGuideで、手順の書き起こしをクリックに変える
InputGuideでは、操作する順番に入力欄やボタンをクリックすると、案内文と進行条件が自動設定されます。操作説明を一から書き起こさずにガイドを作り、自社固有の文面は必要に応じて編集できます。説明する場所と対象が最初から結びつくので、読む人も「この説明はどの入力欄のことか」を画面上で確認できます。
前述の経費申請なら、申請メニュー・入力欄・添付欄・提出ボタンを選んで案内を作り、規程や例外の参照先を添えます。画面変更後の文言や対象の修正も担当者自身で行えるため、説明を直すたびに開発者へ依頼する必要がありません。
作成したガイドには、詳細編集で画像・表・チェックリストも追加できます。たとえば、添付する領収書の見本を画像で示し、経費区分の選び方を表で整理し、提出前に確認する書類をチェックリストにする。文章だけでは伝えづらい判断条件も、別の資料を探さず、その場で確認できる案内にできます。
- 利用者は手順書と業務画面を行き来せず、今操作している場所で次の手順を確認できる
- 既存のヘルプページにもガイドを埋め込める。ガイド側を更新すれば、貼り付け先ごとに説明を差し替える手間を抑えられる
- 同じガイドをチームで共有でき、新人や異動者のために同じ操作説明を作り直さずに済む
- 利用分析と改善提案から、説明を足す箇所を絞れる。資料全体を書き直す前に、つまずくステップの案内を改善できる
kintone・Salesforceなどの業務SaaSにはChrome拡張、自社サイトにはscriptでガイドを届けられます。まず手元の手順書を1ページ選び、同じ操作をクリックでガイドにする作りやすさと、画面を見ながら進める使いやすさを試せます。
提供開始後は1ヶ月無料・カード登録不要
手元の手順書1ページを、画面のガイドにしよう
無料期間には、経費申請や顧客登録の手順を1つ選び、クリックでガイドを作成。自社の説明を添える、チームへ共有する、文言を直すところまで試し、いまの手順書作成と比べられます。
継続する場合だけ、初回請求日の前日までにカードを登録してください。登録すると無料期間終了後に課金が始まります。未登録のままなら、料金は発生せず無料期間の終了時に利用が停止します。
現在は無料の事前登録を受け付けています。提供開始日と利用開始方法をメールでご案内します。