オンボーディングツールの選び方|用途別の比較・費用・導入手順

公開: 2026-09-08 / 更新: 2026-09-08

オンボーディングツールは、「誰が、何をできるようになるための支援か」で選びます。新入社員の手続きや研修を管理したい場合と、顧客や社員がシステムを操作できるようにしたい場合では、必要な機能が異なります。まず用途を分け、実際の業務で試すポイントを整理しましょう。

目次(6項目)

オンボーディングツールとは?まず対象を分ける

オンボーディングは、新しく参加する人や利用を始める人が、必要な知識や操作を身につけるための支援です。人事領域では入社書類、アカウント準備、研修などが対象になります。一方、SaaSでは初期設定や最初の業務完了、社内システムでは申請・登録などの操作習得が対象です。

参考:Atlassian公式の従業員オンボーディング・チェックリスト

対象・困りごと検討するツールの種類比較する機能
新入社員の受け入れに漏れがある人事・タスク管理ツール担当者、期限、書類提出、準備状況の管理
制度や業務知識を学んでもらいたいLMS・研修管理ツール教材配信、受講記録、理解度テスト
手順を後から調べられるようにしたいマニュアル・ナレッジ管理ツール検索、動画・文書の共有、更新管理
SaaSの初期設定や社内システムの操作で止まる画面ガイド・デジタルアダプションツール操作中の案内、入力支援、利用状況の分析

複数の種類を併用する場合もあります。たとえば入社時の受講はLMSで管理し、経費申請の操作は画面ガイドで支援する、という分担です。

デジタルアダプションツール(DAP)との違い

オンボーディングは利用を始める人への支援という目的、デジタルアダプションはデジタルツールを使いこなせるようにする取り組みです。DAPは、そのために操作画面上のガイドや利用分析などを提供します。初回の案内に加え、機能追加時の説明や、普段あまり使わない業務の操作支援にも検討できます。

ただし、画面ガイドだけで入社手続きや研修全体を管理できるとは限りません。まず必要な支援を決め、その機能がある製品を比較します。

参考:テックタッチ公式の画面ガイド・利用定着支援の説明

デジタルアダプションツールの料金・機能と選び方を見る

選び方:デモで確認する5つの基準

  1. 対象との相性:実際のシステム、ブラウザ、利用者の権限で動作するか。
  2. 作成と更新:担当者自身で1つの手順を作り、文言・対象項目を変更できるか。
  3. 利用者への届け方:必要な人と場面に表示できるか。案内を閉じた後も再開できるか。
  4. 分析と改善:表示回数だけでなく、つまずきや離脱を把握し、修正後の変化を確認できるか。
  5. 運用条件:公開権限、更新担当、収集データ、保管期間、問い合わせ窓口を確認できるか。

「ノーコードで作成できる」ことと、初期設置に技術担当者が不要なことは別です。Pendoの公式導入案内でも、スクリプト設置とブラウザ拡張の配布で担当部署や手順が分かれています。候補ごとに設置方法と社内で必要な作業を確認しましょう。

参考:Pendo公式の導入方法と初期設定の案内

料金比較で確認したい費用と契約条件

  • 初期費用:設置、初期ガイドの作成代行、導入支援の範囲。
  • 月額費用:登録人数、実際の利用者数、ガイド開始数など、課金の単位。
  • 利用上限:対象システム・ドメイン数、ガイド数、登録する項目数。
  • 追加費用:分析、A/Bテスト、権限管理、利用量超過が別料金か。
  • 契約条件:最低契約期間、更新・解約条件、無料期間の範囲。

同じ利用人数でも、作成担当者とガイドを使う人をどう数えるかで見積もりが変わります。想定する対象システムと月間利用量を揃えて確認し、社内で作成・更新に使う時間も含めて判断します。

導入手順:1つの業務で試してから広げる

  1. 「初回の経費申請を提出する」など、支援する対象と完了条件を1つ決める。
  2. 問い合わせ内容や操作の観察から、止まる箇所を確認する。不要な入力や権限不足は先に見直す。
  3. 対象画面に短いガイドを作り、実際の利用者に試してもらう。
  4. 同じ条件で完了率、所要時間、問い合わせ件数を確認し、案内を修正する。
  5. 更新担当者を決め、効果と運用負担を見ながら対象業務を増やす。

ガイドを読み終えた割合と、申請を提出できた割合は分けて評価します。少人数の結果だけで効果を決めず、利用者の入れ替わりや業務時期の違いも確認します。

InputGuideが合うのは、操作支援を作成・改善したい場面

InputGuideは、社内システムや顧客向けサービス(自社SaaSなど)の操作ガイドを作成し、利用状況から改善したい場合の候補です。対象要素を選んで作る方法と、要素ごとに案内や条件を詳細設定する方法があり、担当者が必要な説明を調整できます。

要素を選んでガイドを作る41秒の動画を見る

たとえば金額入力でつまずく場合、利用状況を分析し、入力例やヒントなどの改善候補を確認します。担当者が案を確認・編集し、A/Bテストで対象ステップの完了率を比較する流れです。改善提案や検証には一定の利用データが必要です。

分析・改善提案・A/Bテストの具体例を見る

InputGuideの料金と利用条件を確認する

操作のつまずきを、画面上のガイドで支援する

InputGuideの作成方法と改善例を確認し、対象システムに合うか検討してください。利用開始の案内は、事前登録で受け取れます。